僕が結婚をした理由

少し前の記事だけど、結婚をしない理由というブログを読んだ。自分の稼いだお金をなぜ分けなければならないか、自分の時間を浪費されるのには耐え難い、というのが大まかな理由だったと思う。

そこで僕がなぜ結婚をしたのかというのを書いてみたくなった。

よく結婚のメリット、デメリットって話題になるんだけど、男性側から見たデメリットってとてもわかりやすい。特にお金の面で、社会は男性が稼ぎやすいように構成されてるから、それを結婚によって負担が増すことが許せないと。けどこのデメリットって、わかりやすい分大きな事に見えるけど、実はそんな大きな事じゃない。お金って無いと困るけど、多くあってもそれほど役に立たない。良い服が買えたり、特別美味しいものが食べれたり、旅行に行けたり、カッコイイ車が買えたり? きっと、買えないからそれは良いもの、欲しいものに見えるけど、実際に買えるお金を手にしても、買わないことの方が多いと思う。

時間だってそう。ひとりで楽しめるものなんてたかがしれてる。いまはひとりで楽しく過ごすことができても、きっとすべてに飽きてしまう時がくる。今の感情が続くというのはおそらく間違いで、どこかで気が変わってしまうと思う。そこから結婚しようと思っても、時間の経過と共に結婚相手を見つけるのが難しくなってしまう。女性はよく年を追うごとに結婚が難しくなると言われるけど、男性もそう。ご多分に漏れず、色々な魅力が失われる。収入だけは上がってくかもしれないけど、収入の魅力って人々が思ってるほど価値がない。生活するお金が足りなければ、夫婦で家事育児を分担して共働きすればいい。

一方でメリットと言えば、退屈な時間が少なくなる。結婚生活が退屈な人もいるかもしれないけど、ひとりの退屈に比べればその差は歴然。結婚によって旅行も外食も減ってしまうことが多いけど、その分その一回が楽しくなる。僕も独身の時は年に1,2回の海外旅行、週に4,5回の外食をしていたけど、当たり前になると大した喜びはない。むしろ嬉しかったことを報告できるのがツイッターフェイスブック、今はインスタグラム?くらいしかないのが悲しくなってくる。そんな日常が嫌になって、本気の婚活を2年くらいして30代前半で結婚できたけど、突然来る飽きがもっと遅いタイミングで来てたらと思うと怖い。

そして、最大のメリットは、子どもを作るという選択肢を選べること。実はこの記事ではこの部分を一番書きたかった。年齢的に、体質的に、子どもを作れない人は、自分の時間、そして自分以外の大切に思える人との時間を幸せに過ごして欲しい。まだ子どもを作るという選択肢を選べる人は、是非、これはもう絶対に、結婚相手を見つけて子どもを作って欲しい。子どもが好きじゃない人でも、人間の遺伝子は子どもが可愛いと思えるようにプログラミングされてる。テレビのニュースを見てると、週に1度くらい乳幼児の虐待のニュースを見ることがある。残念ながらそういう人もいる。けど、その裏側には大変だけど幸せな子育てをしている人が数千万人いる。ニュースに取り上げられるのはネガティブなものばかりだけど、その数百万倍も幸せな人がいる。

もうひとつ書きたいことがあって、それは、自分の命は自分だけのものではないということ。人類の歴史って、ホモサピエンスからカウントしても約20万年前から始まっていて、あなたの先祖は、あなたの先祖の子どもを産むまで一度も死ななかった。子どもを産むまで死ななかったからこそ、いまあなたが幸せに生活することができてる。20万年間も死なずに子どもを産んでくれたというのは本当に奇跡で、その奇跡の延長線上に生きてるからこそ、その奇跡をどうか延長させてあげて欲しいと思う。あなたの子どもも、その子どもも、どこまで続くかわからないけど、幸せに生きることができたら、産んでくれてありがとうとあなたに感謝する。同時に、先祖には感謝しないといけない。あなたは、あなたひとりで生まれてきたわけでなく、長く長く継承されている命のひとつで、自分の意思を持って終わらせるのはあまりに忍びない。年齢的に、体質的に、子どもを産むという選択肢が選べる立場なら、是非子どもを作る努力をして欲しい。産んでくれてありがとうと言われる日が必ずくる。

どうして小学校の道徳の授業でこういった話が出てこないんだろう。どうして結婚や出産は個人の自由で、気が向かなかったらしなくていいという風潮なんだろう。子どもが作れない人には違う幸せの形がもちろんあるけど、結婚、出産が選択可能で選択しないというのは当然の権利ではないと思う。ひとりで生まれてひとりで生きてきたわけじゃない。生まれてきたことに感謝している人は、結婚、そして出産を経験してほしい。子育ては本当に大変だけど、子どもは本当に可愛い。絶望的な忙しさのあとに見る、子どもの寝顔を見る喜びを、ひとりでも多くの人に味わってほしい。